重要文化財金銅宝相華唐草文灌仏盤こんどうほうそうげからくさもんかんぶつばん

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  • (指定名称)金銅宝相華唐草文灌仏盤
  • 1口
  • 金銅浴仏盤
  • 平安時代・12世紀
  • 東京国立博物館
  • E-14286

4月8日は釈迦生誕の日で、それを祝う灌仏会(仏生会、花祭)の際、釈迦童像を奉安する水盤。底から縁へ枝をのばすように大輪の宝相華と太い唐草を蹴彫(けりぼり)によって表わす。宝相華唐草文は鍍金を施し、また余白を魚々子地に鍍銀して、引き立たせている。宝相華は、長い蕊を取り囲むように花弁が開き、また弁先には切れ込みがあって牡丹に近似する。同様な宝相華文は浄瑠璃寺の持国天の彩色にも見られ、平安時代の宝相華の1形態を示すものとして注目される。

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