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- (指定名称)直刀 無銘
- 拵金具=加納夏雄作 (かのうなつお)
- 1口
- (刀身) 刃長62.3 内反り(拵)総長80.2
- (刀身)奈良時代・8世紀 (拵)明治6年(1873)
- 東京国立博物館
- F-262
奈良時代の直刀は、正倉院宝物を除けばその数は少ない。この直刀は、切刃造(きりはづくり)で重ねが厚く、僅かに刃方へ向けて反った内反りの姿となる。地鉄(じがね)は、板目肌が細かく肌立ち、流れ肌を交えている。刃文(はもん)は細直刃(ほそすぐは)を焼いており、区上(まちうえ)で焼き落としている。茎先(なかごさき)に大きな孔を一つあけている。聖武天皇の御剣として正倉院に伝来し、明治5年(1872)に明治天皇の元に取り寄せられた。翌6年に加納夏雄による水龍文の拵が製作され、水龍剣と称されるようになった。
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