重要文化財平安京大内裏瓦 緑釉鴟尾片へいあんきょうだいだいりがわら りょくゆうしびへん

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  • 瓦質緑釉
  • 平安時代・9世紀
  • 京都国立博物館
  • J甲447

平安京主要部で出土したと伝える大型の鴟尾の破片。鴟尾は大型建物の大棟の左右にのるL字形の装飾である。奈良市唐招提寺の金堂鴟尾が有名である。この鴟尾片は平安京の朝堂院や豊楽院の屋根を飾っていたものか。鴟尾の周辺の鰭状の部分と唐草浮文をもつ側面部分にあたる。軒瓦同様に緑釉が施されている。平安宮の初期建物がいかに華麗であったかをわずかに伝える遺物である。

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