重要文化財太刀 銘国俊たち めいくにとし

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  • (指定名称)太刀 銘国俊
  • 二字国俊 (にじくにとし)
  • 1口
  • 刃長75.4 反り2.6
  • 鎌倉時代・13世紀
  • 東京国立博物館
  • F-19849

山城国の来派(らい)派を代表する刀工である国俊の作品には、「国俊」と二字銘にきるものと、「来国俊」ときるものがある。両者の作品は、銘のきり方と同時に作風が大きく相違することから、両者を同一人物の制作と考える説と別人の制作と考える説がある。二字銘の国俊は「二字国俊」と呼ばれており、この太刀は同工の代表作として知られている。身幅が広く、猪首鋒(いくびきっさき)となった太刀姿は力強く、これは鎌倉時代中期に見られるものである。刃文(はもん)は、高低差のある丁子刃(ちょうじば)で、僅かに小沸(こにえ)がつき、二字国俊の特徴を示している。

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