- (指定名称)太刀 銘安綱 (名物童子切安綱) 附 絲巻大刀 梨地葵紋散蒔絵大刀箱
- 伯耆安綱 (ほうきやすつな)
- 1口
- 長80.0 反2.7
- 平安時代・10~12世紀
- 東京国立博物館
- F-19931
作者の安綱は平安時代の伯耆国(鳥取県西部)の刀鍛冶で、作品は比較的多く伝わっている。この太刀は、腰反りの高い姿で、変化に富む小乱れの刃文を焼いており、古来「天下五剣」の一つといわれた。江戸時代の刀剣書『享保名物帳』には、「童子切安綱」として源頼光が丹波国の大江山で酒呑童子(しゅてんどうじ)を斬った太刀であるという伝説を記している。酒呑童子伝説は室町時代に生まれたものと考えられている。
豊臣秀吉、徳川家康・秀忠が所持し、越前藩主の松平忠直に贈られ、のちに津山藩(岡山県)の松平家に伝わった。
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