重要文化財浴像経よくぞうきょう

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  • 1巻
  • 縦25.5cm 横197.0cm
  • 奈良時代・8世紀
  • 京都国立博物館
  • B甲65

『仏説浴像経』は、唐の義浄が翻訳した経典であり、仏像を洗浴する方法とその功徳を説いたものであり、『浴仏功徳経』ともいわれる。本巻は、大石毛人が天平宝字五年に書写したものである。大石毛人は、皇后宮職写経所や奉写一切経所で活躍した写経生であり、この時は雅楽合笙師であったことが知られる。また料紙には、「善光朱印経」と同じように穀紙を使用している。奥書の上や左下に「安置」「法隆寺大経蔵」「寺門不出」「聖讃」の黒印が捺されていることから、もと法隆寺に伝来したことが知られる。

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