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『仏説浴像経』は、唐の義浄が翻訳した経典であり、仏像を洗浴する方法とその功徳を説いたものであり、『浴仏功徳経』ともいわれる。本巻は、大石毛人が天平宝字五年に書写したものである。大石毛人は、皇后宮職写経所や奉写一切経所で活躍した写経生であり、この時は雅楽合笙師であったことが知られる。また料紙には、「善光朱印経」と同じように穀紙を使用している。奥書の上や左下に「安置」「法隆寺大経蔵」「寺門不出」「聖讃」の黒印が捺されていることから、もと法隆寺に伝来したことが知られる。
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