重要文化財埴輪 子持家はにわ こもちいえ

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  • 宮崎県西都市 西都原古墳群出土
  • 1個
  • 高54.5
  • 古墳時代・5世紀
  • 東京国立博物館
  • J-34661

 主屋の入母屋造伏屋建物の4面中央に、共通の器台部をもつ柱だけの開放的な構造の小型付属屋が付く、稀少な造形の家形埴輪である。平側2面は入母屋造平屋建物、妻側2面は切妻造平屋建物で、各平側には半円形刳方の出入口部をもつ。主屋と付属屋は構造上明らかに機能差を示すが、付属屋はいわゆる雛形でスケールに著しい差がある。本来多様な家形埴輪群で表現される屋敷などの景観を一体的に表現した独創的な造形表現である可能性が高い。

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