重要文化財埴輪 馬はにわ うま

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  • (指定名称)埴輪馬
  • 埼玉県熊谷市上中条字日向島出土
  • 1個
  • 高87.5
  • 古墳時代・6世紀
  • 東京国立博物館
  • J-838

出土古墳ははっきりしないが、古墳時代後期に築造された中条古墳群中の盟主墳からの出土と考えられている。概ね6世紀前半ころのものであろう。たてがみ、耳、前脚の一部、鞍、尻尾は復元であるが、他はほぼ完存している。6個の鈴をつけた鏡板を伴う轡をつけ、胸繋には4つの馬鐸をさげ、鞍の両側に輪鐙と障泥、尻繋には3方向に三鈴杏葉をつけている。後脚の付け根には陰茎の表現があり、本例が雄であることを示している。残存部分の保存状態は極めて良好であり、古墳時代の飾り馬の様子を知ることができる貴重なものである。

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