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IIIF Manifest
形は日本独特の提重でありながら、「青花提梁層々盂」と自身で箱書するこの作品を木米は中国趣味で覆い尽くす。「古器観製」の印のとおり、中国明代の陶磁に学ぶことがその原点であり、主題の意匠に中国の明代万暦の龍濤文を採用する。蓋、身の稜線に見られる釉剥げもまた明末の中国青花の虫喰いをあえて再現したもの。
100525
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