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IIIF Manifest
棗形(なつめがた)の胴を明確に4面に区切る。その画面に牡丹の絵を描く。牡丹は赤で縁取った銀彩と金で縁取った赤彩としながら、葉は輪郭を取らずに緑彩のみで表わしている。華やかな色彩の中で仁清は伊万里が捨て去った銀彩を実に効果的に使う。この水指も牡丹、格子にある。そしてこの水指の見所のひとつである躍動感あふれる波濤を描くのも銀彩である。
100521
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