重要文化財小太刀 銘国宗こだち めいくにむね

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  • (指定名称)小太刀 銘国宗
  • 備前国宗 (びぜんくにむね)
  • 1口
  • 刃長53.4 反り1.2
  • 鎌倉時代・13世紀
  • 東京国立博物館
  • F-20010

 小太刀は寸法の短い太刀で、貴人が輿のなかで携えるもの、あるいは寝室の枕元に置いたものとも言われているが、用途は明白ではない。国宗は、備前国の鍛冶であり、一説に鎌倉に下向し刀剣を制作したとも伝えられる。この小太刀は、板目肌の地鉄(じがね)に映りが淡く立ち、丁子刃(ちょうじば)を主体にして、蛙子丁子刃(かわずこちょうじば)や互の目刃(ぐのめば)が交じって華やかな刃文(はもん)を焼いている。

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