重要文化財太刀 銘左衛門尉藤原国友 正中元年□月日たち めいさへえのじょうふじわらくにとも しょうちゅうがんねんがつにち

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  • (指定名称)太刀 銘左衛門尉藤原国友正中元年□月日
  • 延寿国友 (えんじゅくにとも)
  • 1口
  • 刃長89.1 反り3.6
  • 鎌倉時代・正中元年(1324)
  • 東京国立博物館
  • F-19833

肥後国の延寿(えんじゅ)派は、山城鍛冶の来(らい)派の門流で、左衛門尉国友は、来国俊の弟子と伝えられている。この太刀は、身幅が広く中反りがついた豪壮な姿で製作当初の様子をよく伝えている。地鉄は、小板目肌がよく約(つ)み、鎬から白味がかった映りが立っている。刃文(はもん)は直刃(すぐは)を基調にした浅いのたれ刃となり、小互の目刃(こぐのめば)を交え、小沸(こにえ)がついている。地鉄や刃文に延寿派の特徴が出ており、一派の作品のなかでも出来がよい。

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