重要文化財太刀 銘康次たち めいやすつぐ

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  • (指定名称)太刀 銘康次
  • 古青江康次 (こあおえやすつぐ)
  • 1口
  • 刃長73.6 反り2.4
  • 鎌倉時代・13世紀
  • 東京国立博物館
  • F-19831

青江派は備中国青江で栄えた一派で、平安時代末期から南北朝時代までの作品が残る。鎌倉時代中期までのものを古青江、鎌倉時代末期のものを中青江、南北朝時代のものを末青江と呼んでいる。康次は、貞次、恒次らとともに古青江を代表する刀工である。この太刀は、腰反りがついた鎌倉時代初期の姿を呈し、地鉄(じがね)は、縮緬肌(ちりめんはだ)と呼ばれる杢目肌(もくめはだ)が細かく肌立った青江派独特のものとなっている。刃文(はもん)は小乱刃(こみだれは)で、小沸(こにえ)がよくつき、小足(こあし)が盛んに入っている。古青江の作品は在銘作品が少なく、康次の作品としても優れたものである。

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