重要文化財金銅蓮華唐草文金剛盤こんどうれんげからくさもんこんごうばん

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  • (指定名称)金銅金剛盤
  • 1面
  • 金銅製
  • 縦16.8 横24.7 高3.2
  • 平安時代・12世紀
  • 東京国立博物館
  • E-19830

金剛盤は、金剛鈴や金剛杵をのせる台。不整の四葉形で、後方中葉の左右に猪目を透かし、細い三脚をからくり留めしている。盤面には後葉に大きく蓮唐草、前葉左右にも同じくやや小さく2単位の蓮唐草文を鋤彫で表し、周縁に唐草を巡らしている。文様の縁を深く削ぎ取った鋤彫りは力強く、文様をくっきりと浮び上がらせて、線刻ながらまさに浮彫りに似た効果を上げている。中央の蓮華は蓮実を蕊にかえれば宝相華と同様であり、かなりの形式化が認められる。

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