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IIIF Manifest
金剛盤は、金剛鈴や金剛杵をのせる台。不整の四葉形で、後方中葉の左右に猪目を透かし、細い三脚をからくり留めしている。盤面には後葉に大きく蓮唐草、前葉左右にも同じくやや小さく2単位の蓮唐草文を鋤彫で表し、周縁に唐草を巡らしている。文様の縁を深く削ぎ取った鋤彫りは力強く、文様をくっきりと浮び上がらせて、線刻ながらまさに浮彫りに似た効果を上げている。中央の蓮華は蓮実を蕊にかえれば宝相華と同様であり、かなりの形式化が認められる。
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