重要文化財金銅鉢こんどうはち

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  • (指定名称)金銅応量器
  • 1口
  • 高18.8 胴径33.4 口径28.5
  • 奈良時代・8世紀
  • 東京国立博物館
  • E-14284

銅鋳製、口が広く、肩が張り底へ向かってすぼまった大形の鉢で、鍍金を施している。鉢は三衣一鉢(さんねいっぱつ)といって僧侶の持つべき必要最小限の持ち物で、主に食器として用いた。鉢の名称は梵語のパータラ(鉢多羅)からきており、形、色、量ともに定法にかなうという意味で応量器(おうりょうき)と漢訳される。僧の持つ鉢は陶もしくは鉄で作ると定められており、こうした鍍金をしたものは、仏前に米飯などの供物を盛る供養具として使用された。

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