重要文化財阿弥陀如来および両脇侍立像(善光寺式三尊像)あみだにょらいおよびりょうきょうじりゅうぞう(ぜんこうじしきさんぞんぞう)

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  • (指定名称)銅造阿弥陀三尊立像
  • 3躯
  • 銅製鋳造,鍍金
  • (中尊)像高47.0髪際高43.8/(左脇侍)像高33.0髪際高29.6/(右脇侍)像高33.0髪際高29.8
  • 鎌倉時代・建長6年(1254)
  • 東京国立博物館
  • C-93

一光三尊形式の像で、長野・善光寺の秘仏本尊を模したという、いわゆる善光寺式阿弥陀三尊像である。一つの光背に三尊がおさまる形式は、東京国立博物館の法隆寺献納宝物中の如来及両脇侍像に通じ、朝鮮半島の三国時代(6~7世紀)の仏像の影響を受けている可能性がある。
中尊の背面に刻書銘があり、この像が一光三尊(ひとつの光背に三尊がおさまる形)の善光寺如来であり、建長6年(1254)下野国那須(現在の栃木県那須)において僧西忍の勧進により造られたことを記す。「鋳模」は善光寺像の模造であることを示す。
<中尊背面刻書>
「善光寺如来〈一光三尊〉于時建長第六〈甲寅〉正月廿日/下野国那須御庄内東与世村/勧進上人西忍生年廿七/奉安置之依夢相之告鋳模之」/(左脇侍)背面刻書「建長六年〈歳次甲寅〉正月廿日鋳移勧進西忍生年廿七」

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