国宝短刀 銘行光たんとう めいゆきみつ

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  • (指定名称)短刀 銘行光
  • 相州行光 (そうしゅうゆきみつ)
  • 1口
  • 長26.2
  • 鎌倉時代・14世紀
  • 東京国立博物館
  • F-19967

 作者は相模国(神奈川県)鍛冶の行光である。通称を藤三郎といい、新藤五国光(しんとうごくにみつ)の子とも弟子とも伝え、正宗の父とも養父ともいわれる。
 鎌倉時代の短刀に共通する形で、師の作風を継ぐ直線的な刃文の直刃(すぐは)から、正宗の曲線的な乱れ刃につながる中間の作風を特徴とし、この短刀はその典型である。
 行光の銘のある作はごく少なく、これと宮内庁所蔵の短刀が代表作である。
 加賀前田家に伝来した。

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