重要文化財東之宮古墳 三角縁複波文帯三神三獣鏡おわりひがしのみやこふんしゅつどひん

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  • 径21.3cm
  • 古墳時代
  • 京都国立博物館

東之宮古墳は愛知県犬山市白山の山頂に古墳時代前期に築かれた全長78mほどの前方後方墳である。1973年に後方部の竪穴式石室が発掘され、各種の豊富な遺物が発見された。三角縁神獣鏡や獣文鏡を中心とする11枚もの鏡の出土は注目に値する。とくに獣文鏡の表現方法は特殊である。また石製合子や鍬形石・車輪石・石釧などの石製腕飾類、さらに勾玉管玉など玉類の質も非常に高い。また鉄剣・鉄刀・鉄鏃・鉄斧など鉄製品の状態も良好である。古墳時代前期の東海地域を考えるうえで欠かすことのできない遺物群である。

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