重要文化財刀 金象嵌銘 義弘本阿(花押)

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  • 1口
  • 刃長 69.4cm 反り 2.0cm
  • 南北朝時代・14世紀
  • 京都国立博物館
  • E甲181

この刀は、指裏(さしうら)に本阿弥光徳(ほんなみこうとく、1554~1619)が江(ごう)の義弘(よしひろ)の太刀を短く磨(す)り上げたことを記し、併せて指表に、桑名藩主本多美濃守(1575~1631)の所持品である旨を金象嵌で記す。ここから、「桑名江(くわなごう)」と呼ばれ、名物に加えられている。 江は「郷」の代字で、義弘が越中(富山県)松倉郷に住したことから郷と呼ばれたという。相州正宗の流れを汲む名工である。

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