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鎌倉~南北朝期の公卿・洞院公賢(1291~1360)の日記で、名称は「中園太相国暦記」を略したもの。同記は文明15年(1483)、中院通秀が洞院家より買得し、文亀3年(1503)さらに中院家より禁裏に売却された。本巻はこうした紆余曲折を経て残された、現存する唯一の自筆本として頗る貴重。具注暦の行間に執筆し、書ききれない場合は紙背に、さらに書くときは白紙を足す、という日記本来の姿をよくとどめている。
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