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伏見天皇(1265~1317)が書写した唯識三十頌の二巻分を一幅にしたもの。天皇は正和3年(1314)三月、春日神木が入洛したことをうけ、その無 事なる帰座を願い二百余日にわたって二百七十六巻の三十頌を書写し、紺紙金字の法華経五十六巻とともに春日社に奉納したことが伏見天皇宸翰願文(重要文化 財、黒川古文化研究所蔵)より知られる。天皇の最晩年の筆跡であり、篤信ぶりを示す好史料。末尾には、一条兼良が文明5年(1473)に認めた識語があ る。
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伏見天皇(1265~1317)が書写した唯識三十頌の二巻分を一幅にしたもの。天皇は正和3年(1314)三月、春日神木が入洛したことをうけ、その無 事なる帰座を願い二百余日にわたって二百七十六巻の三十頌を書写し、紺紙金字の法華経五十六巻とともに春日社に奉納したことが伏見天皇宸翰願文(重要文化 財、黒川古文化研究所蔵)より知られる。天皇の最晩年の筆跡であり、篤信ぶりを示す好史料。末尾には、一条兼良が文明5年(1473)に認めた識語があ る。
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