秦代(350~431)の訳出と思われる、失訳の『毘尼母(びにも)経』八巻を書写したうちの一巻。内容は、経というよりも、『四分律』を依用して広釈したもので、律部に属するもの。写本の表紙には高弁(明恵)筆の外題があり、建久9年(1198)に成弁が感得したとの奥書によって、本経の伝来が知られる。巻首に「高山寺」の朱印がある。
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秦代(350~431)の訳出と思われる、失訳の『毘尼母(びにも)経』八巻を書写したうちの一巻。内容は、経というよりも、『四分律』を依用して広釈したもので、律部に属するもの。写本の表紙には高弁(明恵)筆の外題があり、建久9年(1198)に成弁が感得したとの奥書によって、本経の伝来が知られる。巻首に「高山寺」の朱印がある。
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