重要文化財打聞集下うちぎきしゅうげ

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  • 1巻
  • 縦 30.2cm 長 850.0cm
  • 平安時代・12世紀
  • 京都国立博物館
  • B甲46

インド・中国・日本の仏教説話を集めた『打聞集』の古写本で、現存する唯一の孤本。もとは袋綴じの冊子本であった。書写の時期は、表紙に「尺尊入滅之後、至于長承三年甲寅二千八十三年也」とあることから、おおよそ長承3年(1134)ごろで、成立はそれ以前ということになる。紙背の文書には永保2年(1082)から天永2年(1111)にいたる年紀がみえ、大半が比叡山延暦寺に関わるものである。

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