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IIIF Manifest
N-280とおなじく柄の末端が三叉にわかれる鵲尾形とした柄香炉。2段に重ねた花形座に竹節形の軸をたて、その上に火炉をのせる。火炉の口縁の反りや尾の張り具合、また柄頭に付された小振りな半球形金具など、その造形がN-248にくらべて、総じておだやかなことは、制作年代がやや降るか、あるいは制作地のちがいを物語るとおもわれる。柄裏の墨書は後銘ではあるが、聖徳太子の王子山背大兄王子(やましろのおおえのおうじ)が所用したとの伝えをしめている。 柄裏墨書「山背大兄御持物」(後銘)
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