重要文化財鵲尾形柄香炉じゃくびがたえごうろ

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  • (指定名称)柄香炉 鵲尾形
  • 1柄
  • 真鍮製
  • 全長25.5 炉口径10.8 高8.0
  • 飛鳥時代・7世紀
  • 東京国立博物館
  • N-281

N-280とおなじく柄の末端が三叉にわかれる鵲尾形とした柄香炉。2段に重ねた花形座に竹節形の軸をたて、その上に火炉をのせる。火炉の口縁の反りや尾の張り具合、また柄頭に付された小振りな半球形金具など、その造形がN-248にくらべて、総じておだやかなことは、制作年代がやや降るか、あるいは制作地のちがいを物語るとおもわれる。柄裏の墨書は後銘ではあるが、聖徳太子の王子山背大兄王子(やましろのおおえのおうじ)が所用したとの伝えをしめている。

 柄裏墨書「山背大兄御持物」(後銘)

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