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奈良時代特有の響銅の鋳製で、非常に薄く作られている。低い台脚をもつ皿の上に、筋を幾重にも彫り出した受筒を立てた形で、茶の湯に用いられる天目台と同様な形状を示す。おそらくこの上に鋺をのせたものであろう。N-271には「弥勒仏」の墨書があり、弥勒仏に捧げる供養の品を容れる仏具であったと考えられる。法隆寺にも受筒が若干低い同様の作がもう1枚ある。
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