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IIIF Manifest
『御宝物図絵』に「銅斗又釣桝(どうとまたつります)」としるされている。大きな鉄鉢(てっぱつ)形を呈し、口縁近くの4ヶ所に6花形の鐶座が付されている。いまその2個を失うが、もとはこれに鎖などが通して吊るしたものであろう。銘文中の「重大廿六斤」はこの器自体の重さを示し、「受一石四斗」はその容量を表している。銘文の書体や花形座の形から、制作は奈良時代にさかのぼるとみなされ、随所にみられる破損や補綴のあとは、長年の使用をうかがわせる。口縁部双鈎刻書「重大二十六斤 受一石四斗」
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