重要文化財銅羅どら

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  • (指定名称)銅羅
  • 1口
  • 銅製
  • 高5.4 径35.0 厚0.4
  • 鎌倉時代・13~14世紀
  • 東京国立博物館
  • N-68

仏教では、その宗教的な雰囲気を高めるため、堂の内外で多くの音を発する仏具が用いられる。銅羅は縁を直角に深く折り曲げた盤形の梵音具で、製作法は鋳造した後に、表面を鎚で叩いて音響をよくするのが特徴である。室町時代以降は茶席でも使用されたが、仏具としての遺品は極めて少ない。建長8年(1256)銘の滋賀・百済寺・正慶(1332~33)銘の愛媛・東円坊などが記年銘を記した作として知られるが、それらと比較して鎌倉時代最末期頃の製作と考えられる。

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