重要文化財伊福吉部徳足比売骨蔵器いほきべのとこたりひめこつぞうき 

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  • (指定名称)銅製伊福吉部徳足骨蔵器
  • 鳥取県鳥取市国府町宮下出土
  • 1個
  • 高17.1
  • 奈良時代・和銅3年(710)
  • 東京国立博物館
  • J-35626

安永3年(1774)に宮下村無量光寺境内の宇部山から花崗岩製の石櫃に入って出土した。銅鋳製、被蓋式の容器で、蓋の表面に銘文が16行にわたり放射状に刻まれる。銘文には、徳足比売が文武天皇の御代慶雲4年(707)2月25日に従七位下を授けられて仕えたこと、翌和銅元年7月1日に死去し、同3年10月に火葬されて葬られたことなどが記されている。伊福吉部氏は因幡国法美郡を本拠地とする地方豪族で、一族から法美郡と邑美郡の郡司を出しており、徳足比売は法美郡貢上の采女であったと考えられる。

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