重要文化財刀 銘左兵衛尉藤原国吉(号鳴狐)かたな めいさへえのじょうふじわらくによし ごうなきぎつね 

画像を保存する

image 全画面表示
  • (指定名称)刀 銘左兵衛尉藤原国吉
  • 粟田口国吉 (あわたぐちくによし)
  • 1口
  • 刃長54.0 反り1.5
  • 鎌倉時代・13世紀
  • 東京国立博物館
  • F-20111

平造(ひらづくり)の短刀を大きくして反りをつけたような姿で、鎌倉時代に打刀(うちがたな)と称していたものと思われる。鎌倉時代の作品としては珍しいものである。山城国の粟田口派(あわたぐちは)の国吉は、則国の子と伝え、銘から藤原氏で左兵衛尉(さひょうえのじょう)を称していたことが知られる。その作風は、地鉄(じがね)がよく約(つ)んで冴え、小沸(こにえ)出来の直刃(すぐは)の刃文(はもん)を焼いたものとなる。鳴狐の号の由来は明らかではないが、出羽国山形藩の秋元家に伝来した。

部分一覧

読み込み中