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『曾我物語』は、曾我十郎祐成と五郎時致の兄弟が、父祐重の敵の工藤祐経を討った事件を描いた軍記物語である。事件は鎌倉時代初期の建久4年(1193)5月28日に富士の巻狩りの際中に起きた。鎌倉幕府の成立期における東国の武家社会を活写しており、『吾妻鏡』にはみられない豊かな内容を含んでいる。作者不詳で多くの異本があるが、真名本と仮名本があり、真名本が古様をしめす。 本書は、天文15年(1546)の書写奥書があり、真名本としては最古の写本である。1959.06.27(昭和34.06.27)指定。
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