重要文化財正嘉三年北山行幸御会歌 (金沢文庫本)しょうかさんねんきたやまぎょうこうぎょかいうた かなざわぶんこぼん 

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  • 1巻
  • 彩箋墨書
  • 28.8×375.0
  • 鎌倉時代・13世紀
  • 東京国立博物館
  • B-3233

 後嵯峨上皇(1220~1272)が正嘉三年(1259)三月五日、北山に行幸した際の歌会での32人の和歌を収める。
本巻の料紙はよく叩いた楮の打紙であり、その上に唐草文様・波文様・水辺鳥草文様・竹梅模様を雲母刷りする。表紙は羅紋(らもん)紙で、金銀の揉箔(もみはく)を霞(かすみ)のように散らしている。鎌倉時代の唐紙には表面に布海苔(ふのり)や礬水(どうさ)などの糊を塗布したいわゆる「糊引(のりび)きの唐紙」がみられる。

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