重要文化財松浦宮物語まつらのみやものがたり

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  • (指定名称)松浦宮物語(色紙、金銀泥下絵料紙)
  • 1帖
  • 彩箋墨書
  • 17.5×16.8
  • 鎌倉時代・13世紀
  • 東京国立博物館
  • B-3021

「松浦宮物語」は、主人公の式部少輔氏忠が遣唐副使となって入唐し、唐の帝の妹からの秘曲を授かってくるという物語で、藤原定家の著作とされる。本書は蝶鳥や海辺の金銀泥下絵、色紙、打曇紙などの装飾料紙に、豊潤な仮名と優美な漢字で揮毫された華麗な調度手本で、13世紀末から14世紀初に書写されたものである。また、流布本系統の本文をほぼ完存する現存最古の写本としても貴重である。

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