重要文化財寸松庵色紙すんしょうあんしきし

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  • (指定名称)寸松庵色紙(秋のつき)
  • 伝紀貫之筆 (きのつらゆき)
  • 1幅
  • 彩箋墨書
  • 12.9×12.8
  • 平安時代・11世紀
  • 東京国立博物館
  • B-2750

継色紙(つぎしきし)・升色紙(ますしきし)とともに、三色紙とよばれて名高い名筆である。その名の由来は、堺・南宗寺の襖に36枚貼ってあった中から11枚を、佐久間将監実勝(しょうげんさねかつ)(1570-1642)が入手し、のちに実勝の菩提所として建立された大徳寺境内の寸松庵に伝来したことによる。
『古今和歌集』秋歌所収の1首「秋のつき 山へさやかにてらせるは おつるもみちの かすをみよとか」を散らし書きにした断簡である。もとの形態は色変わりの唐紙を交用した粘葉装(でつちょそう)の冊子本であった。

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