重要文化財書状しょじょう

画像を保存する

image 全画面表示
  • (指定名称)紙本墨書伏見天皇宸翰御消息(宮出家事云々)
  • 伏見天皇筆 (ふしみてんのう)
  • 1巻
  • 紙本墨書
  • 33.9×212.7
  • 鎌倉時代・14世紀
  • 東京国立博物館
  • B-2421

伏見天皇(1265-1317)は、後深草天皇の第2皇子で第92代の天皇。鎌倉時代中期の能書として、その名が高かった。漢字・かなともに巧みで、多くの遺品が確認されている。この長文の消息は「宮出家事、所存之趣云々」で始まるが、「宮出家」とは、天皇の第6皇子・尊悟入道親王(1300-59)の出家をさすものといわれる。親王の出家が正和2年(1312)であることから、本消息は天皇48歳の筆であることがわかる。

部分一覧

読み込み中