重要文化財書状しょじょう

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  • (指定名称)紙本墨書九条良経消息(道家装束之事) 
  • 後京極良経筆 (ごきょうごくよしつね)
  • 1幅
  • 紙本墨書
  • 33.3×87.5
  • 鎌倉時代・13世紀
  • 東京国立博物館
  • B-2368

この書状は、良経(1169~1206)が子息・道家(1193~1252)の元服の儀式に際して着用する装束などの故実について、父・兼実(1149~1207)に質問したもの。それに対して、兼実が書状の余白に返答を書き記している。良経は、道家の昇殿の日取を三日が難しいならば五日でどうかと記し、息子の晴れ姿を待つ父親の心情が表れている。 
後京極良経は、法性寺流・藤原忠通の孫にあたる。藤原俊成や定家らと交流があり、自身の書は後京極流を生み出した。後京極流は、法性寺流を継承し発展させた流派である。

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