重要文化財西園寺実氏夫人願文さいおんじさねうじぶにんがんもん

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  • (指定名称)西園寺実氏夫人逆修願文
  • 伝世尊寺経尹筆 (せそんじつねただ)
  • 1巻
  • 彩箋墨書
  • 35.4×335.1
  • 鎌倉時代・弘安5年(1282)
  • 東京国立博物館
  • B-1771

弘安5年(1282)10月、太政大臣西園寺実氏の夫人である藤原貞子(1196~?)が、自らの死後の冥福を祈って逆修供養を行った際の願文。金銀泥で草花や蝶・鳥の下絵が描かれた料紙に温雅な書風で書かれている。   
貞子は権大納言藤原隆衡の女で、この願文の3年後に90歳の賀が北山第で盛大に催された。実氏と貞子の女の姞子(大宮院)は後嵯峨天皇の中宮となり、後の後深草・亀山両天皇を産んでいる。 

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