重要文化財内証仏法相承血脈譜ないしょうぶっぽうそうしょうけちみゃくふ

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  • (指定名称)内証仏法相承血脈譜
  • 1巻
  • 紙本墨書
  • 27.8×1109.0
  • 平安時代・12世紀
  • 東京国立博物館
  • B-1037

弘仁10年(819)12月、最澄が南都の僧綱からの反論に答えて、天台法華宗の正統性を明らかにするために撰述した、三国(天竺・震旦・日本)仏法の相承を示す系譜。翌年2月に『顕戒論』とともに嵯峨上皇に上進された。達磨大師付法相承師々血脈・天台法華宗相承師々血脈・天台円教菩薩戒相承師々血脈・胎蔵金剛両曼荼羅相承師々血脈・雑曼荼羅相承師々血脈の五種類の血脈譜により、円蜜禅戒の四種法門が、いずれも天竺・震旦を経て最澄自身に伝授されたことを示している。
本巻は、京都・妙法院が所蔵する写本(重要文化財、平安時代末期書写)とともに、平安時代末期に書写された古写本として重要である。

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