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達磨は禅宗の初祖。西方から中国に渡来し、少林寺で九年間、面壁坐禅(めんぺきざぜん)したという。熟達した顔貌表現や衣文線にすぐれた技量が窺えるにもかかわらず、岩の描写に稚拙さが目立ち、背後の雲を輪郭線で描出するところは、水墨画導入の初期段階にあることを示す。一山一寧(1317没)は正安元年(1299)に来朝した元の僧。制作年代は14世紀初頭と推定される。
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