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IIIF Manifest
もと九条家の「源氏の間」の襖絵を4曲1隻の屏風に仕立てたもの。『源氏物語』の「葵」の巻に取材する。賀茂の斎院の御禊の行列に加わった光源氏の姿を見ようとひしめく群衆の中で、葵の上の一行と六条御息所の一行とが、牛車の置き場所をめぐって争いをおこす。古来、「葵」の図として好んで、鳥瞰法(ちょうかんほう)でとらえられた画面には、彼の大和絵研究の成果が如実にあらわれている。
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