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IIIF Manifest
現在は原本の伝わらない巻の模本で、興福寺巻に文化14年(1817)狩野養信(晴川院)(1796~1846)が江戸幕府の所有物であったものを写した旨の記述がある。東大寺巻もこれと一具になっており、同様のものと考えてほぼ間違いないであろう。興福寺巻は同寺でもっとも重要な法会である維摩会(ゆいまえ)を描き、東大寺巻は大仏殿と戒壇院を描く。鎌倉時代の重要文化財・天狗草紙(東京国立博物館A-31)の附指定となっているものである。
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