重要文化財朱漆打刀拵しゅうるしのうちがたな

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  • 長72.9
  • 安土桃山~江戸時代・16~17世紀
  • 東京国立博物館
  • F-19992

 徳川家康の次男である結城秀康の指料(さしりょう)として、越前松平家に伝来したものである。
 刀身は、後世磨上(すりあ)げられて寸法が短くなり無銘であるが、備前国長船(おさふね)派の元重の作と伝える。元重は、鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した刀工で、同派の兼光や長義とは別系統の刀工と考えられている。身幅が広く、反りが浅くつき、鋒(きっさき)が大きく延びて南北朝時代に流行した姿を示す。地鉄(じがね)は、小板目肌がよく約(つ)んで映りが鮮明に立っている。直刃(すぐは)調に、横に延びた片落ち互の目刃(かたおちぐのめば)を焼き、元重の特色がよく示されている。
 拵は、鞘を朱塗とした鮮やかなもので、頭(かしら)、栗形(くりがた)、折金(おりがね)、鐺(こじり)に銀の金具を用い、色彩的に鮮やかである。鐔(つば)は二頭の牛を回転的に丸い形に配し、透彫と鋤彫の手法で立体感をつけている。

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