重要文化財毛詩並毛詩正義大雅残巻(紙背)もうしならびにもうしせいぎたいがざんかん

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  • 紙本墨書
  • 29.3×241.5
  • 平安時代・10~11世紀
  • 東京国立博物館
  • B-2535-2

神歌とは、神の徳をたたえる歌または神祇(じんぎ)に関する内容を謡ったものであり、広義の意味の神楽・神楽歌である。神楽歌は一般に宮中御神楽のものを称し、遅くとも10世紀半ば過ぎには選定が行われたようである。
本巻は神楽歌の写本として、現存最古のものである。巻頭の原表紙に「神楽歌信義自筆」と外題が書かれ、笛の名手源信義(醍醐天皇曽孫) 筆とされる。その確証はないが、書風から、信義とほぼ同時代の10世紀の書写と推定される。裏面は「毛詩並毛詩正義」の残巻で唐時代の写本である。同時代の遺例としては藤原道長筆として伝えられる「神楽和琴秘譜」(陽明文庫所蔵)が現存する。いずれも、歌謡文学と同時に古筆学研究からも貴重な作品である。
1923(昭和8.01.23)指定。

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