唐の般若三蔵の翻訳になる『華厳経』(四十巻本)、通称「普賢行願品」の巻第四十。「普賢行願品」は、善財童子の求道物語である「入法界品」の別訳であり、書写年代は平安時代前期から中期と見られる。 巻末にある南天竺師子王の願文が訳経史の上で価値が高い。更に巻末には別紙を継いで、暦応3年(1340)唐招提寺道覚が凝然上人のために前後三帙を補写した追記が付されている。
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唐の般若三蔵の翻訳になる『華厳経』(四十巻本)、通称「普賢行願品」の巻第四十。「普賢行願品」は、善財童子の求道物語である「入法界品」の別訳であり、書写年代は平安時代前期から中期と見られる。 巻末にある南天竺師子王の願文が訳経史の上で価値が高い。更に巻末には別紙を継いで、暦応3年(1340)唐招提寺道覚が凝然上人のために前後三帙を補写した追記が付されている。
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