重要文化財禅院額字「釈迦宝殿」ぜんいんがくじ しゃかほうでん

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  • (指定名称)禅院額字
  • 無準師範筆 (ぶしゅんしばん)
  • 1幅
  • 紙本墨書
  • 130.4×37.0
  • 南宋時代・13世紀
  • 東京国立博物館
  • TB-1446

無準師範(1177〜1249)は霊隠寺の破庵(はあん)祖先の法嗣(ほっす)。諸寺を歴住したのち、五山第一の径山興聖万寿禅寺に住し、南宋の理宗皇帝から仏鑑禅師の称号を賜った。禅院に掲げる額字「釈迦宝殿」の4文字を、1紙ごとに書写し、4紙を継いだものである。本来、承天寺の聖一国師(しょういっこくし)の許に無準師範が恵送してきたものの一つで、東福寺に移送した際、普門院に存置したために、「普門院」の印が押されている。その後、東福寺の修理に当って、無準恵与の墨跡が民間に流出してしまったが、本幅もその一つと考えられる。梅原龍三郎氏旧蔵品。

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