詳細検索
画像を保存する
IIIF Manifest
同時に出土した埴輪馬とともに重要文化財に指定されている。概ね6世紀前半ころのものであろう。衝角付冑と横矧板鋲留短甲を着用し、左腰には大刀を佩くという完全武装姿ではあるが、丸玉を連ねた首飾りをつけている。目や口を切りこんだ後に表面から若干押さえるつくりは、顔の表情を引き締めることに役立ち印象的な表情となっている。両手および円筒台部の大部分を欠失しているが、本体の保存状況は良好である。短甲の埴輪や挂甲を着用した埴輪男子は多くみつかっているが、短甲を着用した埴輪男子像は例が少なく貴重なものである。
100600
0