重要文化財大太刀 銘備前国長船兼光 延文二二(四)年二月日おおたち めいびぜんこくおさふねかねみつ えんぶんよねんにがつにち

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  • (指定名称)大太刀 銘 備前国長船兼光 延文二二年二月 日
  • 長船兼光 (おさふねかねみつ)
  • 1口
  • 長93.0 反り3.2
  • 南北朝時代・延文4年(1359)
  • 東京国立博物館
  • F-19995

 備前国の長船派の刀工兼光は、景光の子と伝え、鎌倉時代末期から南北朝時代前期に活躍した。兼光は、父景光の作風を継承した片落ち互の目刃(かたおちぐのめば)の刃文(はもん)から、相州鍛冶の影響を受けたゆったりとしたのたれ刃へ作風の変遷が見られる。この太刀は、刃長が長く、身幅が広く、鋒(きっさき)が大きく延び、南北朝時代に見られる大太刀の典型的な作品である。上杉家に伝来した。

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