国宝秋萩帖あきはぎじょう

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  • 彩箋墨書
  • 24.0×842.5
  • 平安時代・11~12世紀
  • 東京国立博物館

 第1紙は麻の繊維をすいた麻紙(まし)を薄い縹色(はなだいろ)に染め、和歌2首が古い書風の草仮名でゆったりおだやかに書かれている。第2紙以下は楮(こうぞ)紙で、藍、黄、茶、緑、白などの濃淡に染めて継いでいる。同じく草仮名の和歌、続いて王羲之の書状が臨書されている。第1紙とは紙の寸法も筆跡も異なり、和歌、臨書ともに第1紙に比べて書体も筆勢も精彩を欠く。第1紙は平安時代中期、第2紙以下は行成筆、平安時代後期書写、伏見天皇筆など諸説がある。

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