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IIIF Manifest
萌葱地雲文の具足下着に、前胴(ぜんどう)に這龍(はいりゅう)、草摺(くさずり)に立波文(たつなみもん)をあらわした素懸威(すがむおどし)の具足(ぐそく)を着て、三鈷剣(さんこけん)の前立(まえたて)の筋兜(すじかぶと)をかぶって座した姿である。後には日輪に「無」字を篆書(てんしょ)とした旗を描く。鞘のほとんど覆輪(ふくりん)をかけた太刀を帯び、やや長めの合口の脇指をさして、赤の下緒(さげお)を鞘に絡んでいる。甲冑に比べ太刀と脇指は形式化された表現であるが、当世具足姿でも打刀ではなく、太刀を佩いたことを示した画像である。
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