- (指定名称)石造男女像/石造須弥山
- (須弥山・石人像 のうち)
- 奈良県高市郡飛鳥村字石神出土
- 1基
- 石造
- (甲)高100.0周424.2乃至454.5口径106.1深42.4、(乙)高72.7周363.6乃至424.2下部84.8上部100.0、(丙)高63.6口径69.7深15.1
- 飛鳥時代・6~7世紀
- 東京国立博物館
- C-549, C-550, C-551
明治時代に発掘された山形をした石製品である。その形状や、表面に浮彫りの山を表現することから、須弥山とよばれる。日本書紀によると、斉明朝 (655~661年)に、蝦夷や南方の人をもてなすために、甘樫丘東方の河原や飛鳥寺西方に須弥山像を造ったというが、それはこのようなものであった可能性がある。現状は上中下3段の構造であるが中下段の間にも石があったと考えられる。いずれも内部を空洞に刳り、そこに水を貯めて四方の小孔から水を出す仕様になっている。庭園にともなう噴水施設で、周辺から溝や石敷きもみつかっている。
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