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IIIF Manifest
室町時代に法隆寺で用いられた1升桝5口である。容積は8合2勺(1.472リットル)から1升4勺(1.87リットル)までとさまざまであるが、いずれも1升桝として用いられた。中世では今と違い、各荘園や領主、あるいは寺院内部において同じ1升桝でもさまざまな容量を持つ桝が使用されていたことが、これらの桝によっても具体的に示されている。各々には、康正2年(1456)、長禄3年(1459)、文明6年(1474)等の年記や観音講桝、地子桝などの用途を示す刻銘がみられる。
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